フットマークデイズのダンとカズマでBL妄想をするブログ。
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ノイ
2010-01-03 Sun 13:54
カズマは気が付いたらダンの家に住んでいた。

寝食とか交際とか…そんなのはしっかりしようと思っていたのに。


それに気づいたのは、ダンの家に行って「おかえり」「ただいま」のやりとりをしたからだ。

カズマはこの頃、自宅よりダンの家で過ごす事が多くなっていて、局←→ダンの家という生活が普通になっていた。
だから感覚が麻痺して、お互い何気なくやってしまったのだ。


直後、カズマは同居してるみたいなやり取りに後からなんとなく照れたが、ダンは気にしている風もなかった。
夕飯を作って、いそいそとグラスなんか出している。

「あとちょっとかかるからさ、シャワー浴びてきたら?」
「わかった、ありがと」


シャワーを借りたら、そのあとの着替えがある。もちろん自分の。
その前にさっきの会話も…自然過ぎて気にもしてなかったけど、良く考えればおかしい。

濡れた体を拭いながら、カズマは振り返った。

この家には、下着や着替えだけでなく、自分のスリッパにシェービングセット、それからスペア眼鏡やコンピュータまである。

カズマは怖くなった。
ダンの生活に入り込んでいる自分が。

「今ならまだ…」間に合うかもしれない。
漠然とそう感じたカズマは、急いで脱衣室から出た。
コンピュータやら着替えやらの荷物を一纏めにして、携帯しているセカンドバッグに放り込み、チャックをしめる。

気が付いたら居候しているのと遜色ない。
片付けると恥ずかしい気持ちが余計高まったが、片付けてしまうと、カズマはだんだん落ち着いた。
整理するのは得意なほう。

反対に落ち着かなくなったのはダンである。


「なに…してんの?」
カズマが粗方荷物をまとめあげる頃、事態に気づいたダンがやってきて取り乱した。
ほとんど青くなった顔はさめざめとしている。

「や、自分家でもないのにいつの間にか色々持ち込んで…悪かったなと思って。持って帰るから」

「待って!」

痛い。
床の鞄を玄関に移動させようとした所、両腕をぎゅっと掴み上げられてカズマは顔をしかめた。


「何で、突然そんな事…」
ダンの反応は過剰だ。
青ざめていたかと思いきや、今度は頬を紅潮させて、ほとんど涙目で訴えてくる。
カズマはそんなダンを見て、女みたいだなぁと思った。

「…いつもみたいに来なくなるってこと? そんなの、嫌だ」
「……」
ため息が出た。
何が嫌なんだろう。気持ち的に何が変わるということもないのに。

「ダン…俺、分別がないのは嫌なんだ」
宙ぶらりんの状態で、ダンの家に転がり込んでる。
今となっては、自分の家も、ダンの家も…自分の住まいじゃない気がしていた。
しかしダンは引き下がらない。
「分別って何? 俺は出来ることなら、片時も離れていたくない。」


「………」

ウザいのは初めからだが、なんというか、めんどくさいタイプだ、やっぱりすごく。

「何か言ってよ」
腕を握っていたダンの手は離れ、今は柔らかくカズマの手を握っている。
その手は濡れていて、冷たい。
気付けば、蛇口から水が出ているままだった。
…つまりあわてて駆け寄ってきたということ。

「ふっ」
カズマは吹き出して笑った。

ダンの手を片方握ったまま、移動して、水を止める。

カズマはできるだけ優しい声を出そうと思った。

「俺はダンがすきだよ、あなたが思ってるより…」
目を閉じてダンに寄りかかる。肩に耳を付けるようにぴったりもたれて、ほどいた腕を彼の腰に回した。

「だから、ダンのワガママも、いとおしく思える。」
しつこくされるのは嫌いではない。
堪えられず、訴えてしまうくらい自分が想われている。
カズマはそういうのに幸せを感じてしまうほうなのだ。


「カズマ…」
「俺をすき?」

ダンの片手が腰に。もう一方の手が頭に回って、ぐっとカズマを抱き寄せた。

「すき過ぎて苦しい…」
「うん」
「カズマ、もっとすきって言って、俺を安心させてよ」
「ははっ、恥ずかしいな…でもうん、すきだ。心から愛して…」

言い終わらないうちに熱烈なダンの唇が張り付いてくる。
カズマは、自然と笑っていた。

「カズマ、一緒に暮らそう。そしたら問題ないだろ?
二人で部屋を探して、ホームファニシングして…きっと楽しい。そんな幸せを俺にくれよ。」

カズマは頷いた。
ダンの左手を取って薬指の付け根を噛む。

ダンは指を見て「痛い…」と言ってくしゃりと笑った。





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あけましておめでとうございます!

去年のぐだぐだを反省しています。
自分のパソコン開く余裕がなくて、メールを下さった方々には不義理をしていて申し訳なく思っています。
善処するが目標です。
本年もよろしくお願いいたします。
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